おうち保育園®ストーリー

おうち保育園®とは、どのような保育園ですか?

認定NPO法人あっとほーむ(以下、あっとほーむ)のように、一軒家やおうちの一部を使った夜間・早朝・休日の保育を行う保育園を「おうち保育園®」としています。

あっとほーむは神奈川県横浜市で1998年に創業した小さな保育室ですが、その活動が評価され、「子どもと家族・若者応援団表彰における内閣府特命担当大臣賞」、「神奈川県こども子育て支援奨励賞」、「浜銀総研ビジネスウーマンアワード大賞」、「横浜市男女共同参画貢献表彰・推進賞」をいただくなど、働く女性のためにおこなってきた先駆的な活動が評価されています。中でも、医療や介護、小売りなどシフト勤務で働く女性のために、保育園へのお迎え付き夜間保育を行ってきたことが、地域の働く女性にも、行政や企業からも評価されてきました。

そのあっとほーむの活動を知った他地域の働くママたちから、「私の地域にもあっとほーむがほしい」という声を多数いただくようになり、同時に「私もあっとほーむのようなところを立ち上げたい」と言う人たちと数多く出会う中で、あっとほーむを運営してきたたスキルやノウハウを提供することで、この2つの希望を叶えることができるのではないかと考えました。

一軒家を使った認定NPO法人あっとほーむ

一軒家を使った認定NPO法人あっとほーむ

「あっとほーむがほしい」と言う働くママたちの希望は、まさしくあっとほーむのように、残業やシフト勤務でどうしても保育園や学童保育所の閉園時間までに間に合わない時、パパママの代わりにお迎えに行き、手作りの夕食をいただき、お風呂に入り、みんなで楽しく過ごせる場です。きっとおじいちゃんおばあちゃんが近くにいたらやってくれるであろうことです。そこには、両親だけで子育てをするよりも、多くの大人に愛され、きょうだいや親戚のように過ごせる友達がいて、子育て中でも働き続けることを肯定して応援してくれる存在があります。

子育て支援が充実してきたとはいえ、平日昼間の保育園が増えただけで、シフト勤務や多様な働き方をする女性にはまだまだ不十分です。特に「夜間や休日にまで子ども預けて働くのか」という周囲の声と働くママだからこその葛藤があり、多くの場合、子どもの保育時間に合わせた仕事に変えるか、仕事を辞めることにつながります。しかし、子どもの保育時間に合わせた平日昼間の仕事しか選べないのなら、女性は最初から限られた職業しか選べなくなり、私たちの生活を支える医師や看護師、介護職に就く人は激減し、いざというとき医療を受けられないし、介護だって受けられなくなるのは目に見えています。観光業や小売業、メディア業界も同じです。社会人になり、結婚しても子育て中でも継続して仕事を続けていくことでしか身につかない高度な技術もあるし、働き続けることで社会に役立つこともあるのです。

夫婦の協力、おじいちゃんおばあちゃんのサポート、ママ友の助け合いで乗り切れる人はそれでいい。だけど特に都市部では核家族化が進み、子育て世帯が多く住む新しい地域では転入者が多く、助けてくれる人がいないことがほとんどです。だからこそ、私たち地域住民が、子育てをサポートすることで子どもにも働く女性にも安心して過ごせる場を提供していくのです。それが「あっとほーむ」の実績であり、「おうち保育園®」の方針です。

なぜ「あっとほーむ」ではなく「おうち保育園®」なんですか?

模型ここに至るまで、私たちはたくさんのことを考えました。2008年から個別の起業支援を開始してきましたが、2011年に社会事業を他地域展開する方法(スケールアウト)を研究している方に出会い、今後どのように「私の地域にもあっとほーむがほしい」という働くママたちの願いを叶えられるかを1年かけて共に考えていきました。直営、フランチャイズ、資格ビジネスなど、様々な事例を教えていただきました。そうした中で出した結論は、その地域に住む人がその地域の親子を支援し、地域をつなげていくことが望ましいということです。あっとほーむの直営を増やすのではなく、フランチャイズでもなく、資格ビジネスでもなく、働く女性を支援するという価値観を広げていこうと思ったのです。多くの事例を教えていただいた結果、一番イメージに近いのは”蕎麦屋の暖簾分け”でした。蕎麦屋で修行し、腕を磨いて独立する。それは修行先の蕎麦屋のコピーではなく、修行を積んだ本人の価値感や開業する地域性を考慮した蕎麦屋でしょう。それが、例え親の店を引き継いだ子どもであっても、基本的な味は変わらずに、時代と客層に合わせて変化させないと長く続く店にはならないように、横浜市都筑区で16年前に開業した「あっとほーむ」のコピーではなく、地域と時代と開業者の価値観に合わせて変化させていかなくては成功しません。「あっとほーむ」のスキルとノウハウを学び、自分らしく変化させた「おうち保育園®」を立ち上げることが、その地域の働く女性たちの願いを叶えることにつながることだと考えたのです。

本当は蕎麦屋で修行するように、あっとほーむで何年か働くことで現場を知り、その後開業するのが一番良い方法です(これは社会人インターン制度としてあっとほーむで受け入れております)。しかし、これは近くに住んでいる人しかできません。その代わりに私たちがこれが大事!と思うことを1から順番に講座形式で教えることで、修行の代わりにしました。それが、「あっとほーむカレッジ」です。あっとほーむのようなお迎え付き夜間保育や学童保育、又は親子広場や保育ママ、親子カフェなど、子どもに関わる事業をしたい方すべてを対象にした起業準備コースと、その後進める運用実務コースの2つを用意し、自分の想いを明確にし、地域に合わせた事業を立ち上げるまでのスキルとノウハウを学べるようにしました。

3期1日目

あっとほーむカレッジの様子

 

おうち保育園®協会とは

応急手当講習の様子

応急手当講習の様子

おうち保育園®協会は、おうち保育園®の育成と普及を行っています。会員はあっとほーむの「あっとほーむカレッジ」を修了し、任意で加入した個人を対象で構成されています。起業するまで又は起業してからもつながっていき、情報交換や学習を続けていくことでスキルアップを図っています。特に私たちは子どもの命を預かるとても責任のある事業をします。毎日子どもたちの笑顔に囲まれていると、それだけで幸せなんですが、日々変わる社会の常識、保育方法、政策、これらをきちんと学びつづけ、訓練していくことで事件や事故を防ぎ、大切な子どもの命を守ることになります。常に学び続ける環境、仲間を持つことの喜び、実際の起業までのサポートを行っていくことで、「おうち保育園®」起業者も、そこを利用する親子も、みんなが笑顔で楽しく過ごせることになります。私たちはそれらを目的に、「おうち保育園®協会」と言う場を作り、協会会員がつながり、日々スキルアップしていくことにしました。こうして責任を持ち、常にスキルアップする努力を積み重ねることが、プロの子育て支援者だと思います。

協会としての活動は、日々の情報交換から、全国にいる会員との交流、視察、有識者を迎えての講演活動をしており、全国の働く女性と地域の子育て支援事業を目指す人たちへの啓もう活動をおこなってまいります。おうち保育園®協会の活動はこちら

協会図

おうち保育園®協会会員になるには

あっとほーむが主催する「あっとほーむカレッジ」を修了することが必要です。この「あっとほーむカレッジ」では、起業者自身の人生理念を事業に反映させ、地域性と事業者の個性を活かした事業を立ち上げるお手伝いをしております。自分のやりたいことを思い続けることは難しいものです。起業しよう!と気持ちが高ぶっても、やっぱりできないかもと出来ない方法を考えだし、徐々に自分の気持ちを手放していくのが普通です。だからこそ、起業講座で自分のやりたいことを明確にしたら、起業までの間何年あろうと着実に計画を実行していき、起業後も共にスキルアップしていくために、仲間として支え合う関係を作って行きます。

定例会の様子

定例会の様子

 

 

あっとほーむ
アクセス
小栗ショウコ・田中聖華著『だれも教えてくれなかった ほんとうは楽しい仕事&子育て両立ガイド』
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